| 2003/08/21宮崎さんのお薦め | |
右は不思議な道路わきの花壇...
宮崎駿氏のインタビュー本「風の帰る場所 - ナウシカから千尋までの軌跡」を読んだ。「ロッキンオン」の渋谷陽一が1990年から2001年の12年間にかけて宮崎駿に対して行った5回のインタビューの全記録である。本書の最初の二つのインタビューは「黒澤明・宮崎駿・北野武 - 日本の三人の演出家」にも収録されている。 その宮崎氏がお薦めのもの二つ:
movie:「ダーク・ブルー」
この映画は、監督の父が、彼の父親世代になる実際の兵士たちへのインタビューから脚本を書き、それを息子の監督が映画化したものだそうだ。映画化されたのは2001年。戦争映画であるから当然空戦シーンがあるのだが、そのリアリティが抜群である。これに匹敵するのは「空軍大戦略」しか思い浮かばない。というよりも時を経て技術が進歩し、こちらの作品の方が「空軍大戦略」よりも上を行っていると思う。とにかく空撮が美しい。宮崎が「紅の豚」で描いたようなシーンが実写ですらすらと出てくる。
book:「わら一本の革命」福岡正信著 |
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| 2003/08/15「パトレイバー2 the Movie」 | |
右は生け垣と半ば一体化してしまった古いバイク...
movie:「パトレイバー劇場版」押井守監督 その映画はたぶん劇場版パトレイバーの第二作だと思う。初代パトレイバーは退役し、テレビ版の登場人物もそれぞれに別の部署に移っている。そこに突然のレイボーブリッジの爆破事件が起き、その背景は警察と自衛隊の権力闘争と絡んでいて云々、という話で、レイバー自体はほとんど出てこない。ストーリーは「終わったものは終わらせてしまう」といった感じでレイバーを扱い、ファンの期待に対して斜に構えた感じが押井らしい。
押井はここでは実写ではやれないことをリアルにやろうとしているようだった。CGでもなければレインボーブリッジの爆破はできないわけだが、仮にそのような実写プラスCGで爆破シーンを撮ったら、映画「ジュラシックパーク」と同じで、できあがった映像にリアリティは、始めから、ない。ところがそれをアニメで表現すると観客がそもそもアニメという枠組のなかでリアリティを捉えるので、実写よりももっとリアルに実現できるのだ。
押井映画は私小説的だと前から感じていたが、それが今回ははっきりと見えた気がする。なぜなら東京で擬似戦争が起きる、という、スケール的には都市規模の映像表現の中にあって、彼の映画からはエキストラに相当する「その他大勢の人々」の気配がまったく感じられないのだ。都市にいる人々は主人公など数名の登場人物だけ、という感じ。ゲームソフト「絶体絶命都市」でももうすこし都市全般の人の雰囲気があった気がする。 |
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| 2003/06/30ハンドクラフト | |
つい最近まで右のような表札をかけていた。これは家を建てたときに現場に転がっていた廃材を私が彫刻刀で彫って作ったものである。当初は桐のような趣があったが、歳月が経ち、風雨に晒され、白ちゃけてしまっていたのにつれあいがなにやら絵の具でそれらしい色を塗っていたが、それも剥げ落ちてこんな状態になっていた。 相当に見場が悪いので「そろそろなんとかしないといけないな」と… 今回、最初は本体を外して型どりして、風雨でひび割れしないよう、同じ形の陶器にしようと考えた。しかし、型どりするには元の傷みがひど過ぎて修正も大変。それに陶器にすると焼いたときに一割は小さくなるので、実物大での型どりはあまり意味がない。
板を削った後はこれを石膏で雌型にとり、それに平たく板状にした陶土(タタラ土)を押し込み、型どりをすることにした。メイクマンで石膏を、100均ショップで浅いバット状の容器とプラスチックのボビン(ミシンの糸巻)を買った。ボビンを改造して板が適切なすき間をもってバットに沈むようにな「足」とし、そこに板を載せて石膏を流し込んだ。(石膏の扱い方も知らないので、webをみたり本をみたりして、まるでクッキングレシピである。)
後になって考えれば、どうせ紙に写しているなら、型どりなんかしないでそのまま陶土に彫り込めばいいのだ、ということになり、関係者一同で笑う。なまじ「元形」があるばっかりに「型を取る」というコンセプトから自分が抜け切れないでいるところが面白いところである。まあいろいろ工夫してやってる間が楽しいのだからそれはそれでいいのだが… :) |
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